西牟婁地域安全推進協議会（会長・井澗誠白浜町長）はこのほど、不審者対策の標語を記載した啓発用の文房具セットを白浜町の白浜第一小学校児童１６０人に寄贈した。

　協議会は、白浜署の管轄に上富田町とすさみ町が加わったのを機に昨年５月に発足。推進員に委嘱された地域住民たちが、犯罪や事故の減少を目指してパトロールや啓発活動に取り組んでいる。

　今回寄贈したのは、知らない人に声をかけられた時の心構え「行かない」「乗らない」「大声を出す」「すぐ逃げる」「知らせる」の頭文字を取った防犯標語「いかのおすし」が記載された鉛筆３本と消しゴム１個のセット。

　同小で贈呈式があり、井澗町長らが、児童会の山﨑紫音会長（６年）ら役員に手渡した。

　井澗町長は「もし不審者に声をかけられたら大声を出すなどして、犯罪や事件に巻き込まれないようにしてください」とあいさつし、山﨑会長は「これからも見守ってください」とお礼を述べた。

　啓発品は、同署管内の１６小学校の児童約１８００人、１２幼稚園・保育所の園児約９６０人に贈る。