和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月17日(金)

自治体広報の甲子園「全国広報コンクール」で京都府福知山市の広報紙と広報企画が入選!5年連続入賞の快挙!

京都府福知山市
【広報紙(市部)】広報ふくちやま2023年10月号 【広報企画】竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト



自治体広報の甲子園といわれる「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の令和6年結果が発表され、京都府福知山市の「広報ふくちやま」2023年10月号が広報紙(市部)で入選、また「竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト」が広報企画で入選しました。
福知山市としては今年2部門で入選、またこれで5年連続の入賞となります。
表彰式は6月21日に秋田県横手市の「全国広報広聴研究大会」内で行われ、福知山市は「明智光秀を資産にさまざまな企画を展開」と題して、全国の自治体広報職員に向けてシティプロモーションの事例発表を行います。

令和6年「全国広報コンクール」福知山市の受賞結果


広報紙(市部) 入選
「広報ふくちやま」 2023年10月号
特集「ようこそ夜久野へ このまちの元気の理由」

▼概要
2023年10月号の特集では、本市でも人口減少率が高く、少子高齢化が進む夜久野地域にスポットを当てました。人口が減っていく地域であっても、地域の人々や自然など今あるものを大切に、そして自身が楽しみながら地域活動を担う人こそが地域の希望だと感じさせてくれる夜久野で暮らす方々の姿を通じて、夜久野以外で人口減少が進む地域に住む人々にも、大切な故郷で暮らし続けることへの希望を感じてほしいという思いを込め、企画・制作しました。
広報紙データ: https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/kouhoushi/52881.html#10
受賞歴:「第35回近畿市町村広報紙コンクール」最優秀賞、「令和5年度京都広報賞」広報紙の部(市の部) 知事賞、写真の部(一枚写真の部) 知事賞


広報企画 入選
勝負グルメで、つながるまち!
「竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト」

▼概要
まちのシンボル福知山城で2022年11月に行われた将棋タイトル戦「竜王戦」にて、藤井聡太竜王と挑戦者の広瀬章人九段(※当時は八段)の「勝負グルメ」を公募しました。こだわり抜いたメニューブックを作ったことで、メニュー自体がブランド化され、注文されなかった品もテレビで紹介されています。またPR発想の募集要項を作り市民協働の発信を進めたことで、一体感が生まれ、お店間のコラボなどの行動変容につながりました。
これらの手法が先進事例として全国で注目され、翌23年の竜王戦でも2市で「福知山モデル」が実施されるなど、他市にも影響が広がっています。
プロジェクトページ: https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/ryuosen-menu.html


審査員講評(抜粋)


【広報紙】 広報ふくちやま2023年10月号
○同じ町内で、地元を盛り上げようと活動するシニア世代と若い世代の2人を取材した二部構成の特集である。2人に対する取材とその思いを語る文章がとてもよくできている。仲間や参加者など多くの人に取材するやり方もあるが、あえて2人にフォーカスすることで、息づかいのようなものを伝えている。費やした取材期間は2年にも及ぶ。取材の丁寧さやこまやかさが、内容のふくらみにつながったことがうかがえる。
○構成・展開がうまい。写真を大きく効果的に使って訴求力を高めている。自分たちの集落は、自分たちの手で創っていくのだという集落活性化のモデルのような取り組みがうまく表現されている。

【広報企画】 竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト
○近年アイデアあふれる多彩なシティプロモーションを展開している福知山市の、新たな取り組み。藤井竜王への注目が集まっている中、企画における将棋竜王戦の活用は時宜を得ている。将棋そのものにフォーカスするのではなく、そこにグルメを組み合わせるというのは素晴らしいアイデアだ。
○継続的に進めるシティプロモーション全体の中の一部として機能しており、今後のロードマップも明示されている。
○前回(2018年)の反省点が活かされた。パブリックリレーションズの発想でメニューの公募とメニューブックの制作、マスコミに対する積極的な周知活動を行い、市民の行動変容につなげた。
○低予算の中、プロジェクトモデルとして他の自治体の参考にもなっていることは素晴らしい。

担当職員コメント


広報紙で受賞した広報係の職員コメント
広報担当となり初めての全国入選、驚きとともに嬉しい気持ちでいっぱいです。特集に登場してくださった飯尾会長や咲良ちゃんをはじめ、いつも暖かく迎え入れてくださる夜久野のみなさんや、広報ふくちやまを読んで応援してくださる全てのみなさんに感謝しています。今後も広報ふくちやまを通じて地域の魅力や熱量を広くお届けできると嬉しいなと思っています。

広報企画で受賞したシティプロモーション係の職員コメント
50人以上の方と共創するプロジェクトになったおかげで、展開が次々と生まれ、今でも市内外でメニューブックが活用されています。さらに受賞まで!とても嬉しいです。この形式がこれから棋戦を開催される地域の魅力発信にも役立ったら幸いです。お気軽にお問合せください!

広報ふくちやま


広報ふくちやまは、「このまちをもっと好きになる」をテーマに、市民の行動変容につながるコミュニケーションを目的に、毎月1回、第一木曜に32,900部発行。毎号、広報担当職員が企画・構成・取材・編集を行い、作成しています。
広報ふくちやま 2023年10月号

竜王戦福知山城対局メニューづくりプロジェクト




広報ふくちやま 2023年1月号 第35期竜王戦七番勝負第4局 福知山城対局 (対局主催:読売新聞社、日本将棋連盟)


全国広報コンクール 福知山市の受賞歴







全国広報コンクール 概要


全国広報コンクールは、地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰するものです。日本広報協会の主催により、1964(昭和39)年から実施しています。都道府県等の審査・推薦により提出された広報作品を審査し、特選・入選を決定。全国広報広聴研究大会で表彰します。
主催:公益社団法人 日本広報協会 https://www.koho.or.jp/contest/zenkoku/

全国広報広聴研究大会
2024年6月21日(金) 秋田ふるさと村 ドーム劇場(秋田県横手市)
事例発表 京都府福知山市
「明智光秀を資産にさまざまな企画を展開」
福知山の地を治めていた明智光秀が2020年にNHKの大河ドラマの主人公に決まり、福知山市では、光秀にちなんださまざまなイベントを企画するも、新型コロナウイルス感染症の影響により、すべて白紙に。緊急事態宣言下、ステイホームでも可能な「本能寺の変 原因説50 総選挙」を行い、投票者の中から、光秀と市役所からの「謀反のお知らせハガキ」が届く仕組みの「本能寺の変プロジェクト」を企画。これにとどまらず、2021年には「光秀ピクトグラム」を、2022年には「#福知山城チャレンジ」プロジェクトを、そして2022年から現在も続く「福知山の変」プロジェクトなど、明智光秀を資産にさまざまなプロジェクトを展開しています。こうした企画を通して全国に情報発信する取り組みについてお話しします。
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