和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年04月09日(木)

田辺 稲荷神社でかゆ占い

煮立った釜の中に竹筒を入れて農林水産物の豊凶を占った(21日、田辺市稲成町で)
煮立った釜の中に竹筒を入れて農林水産物の豊凶を占った(21日、田辺市稲成町で)
 和歌山県田辺市稲成町の伊作田稲荷神社(栗山展季宮司)で21日、竹筒内に入った小豆がゆの量で農林水産物の豊凶を占う神事が営まれた。121種を占い、小梅と南高梅は「中」、古城梅は「上」と出た。

 田辺市の無形民俗文化財で江戸時代から続くとされる神事。直径約40センチの釜に白米1升、小豆2合、水14・4リットルを入れてまきで煮立て、占う品の番号を書いた長さ約10センチ、直径約2センチの竹筒をいっせいに釜の中に入れてかき混ぜた。

 その後、取り出して竹筒を割り、中に入っているかゆの多少により栗山宮司が上中下を一つずつ判断した。

 イチゴは「まりひめ」など計4品種がすべて「上」。地元で栽培されている巾着ナスは「中」。ミカンの宮本早生は「中」で宮川温州は「上」。魚のハゲは「上」、グレは「中」、イガミは「下」、ヒジキは「上」だった。

 占いの後、魔よけと豊作を祈って弓で矢を射る「お弓神事」や餅投げもあった。

 この日は、地元の稲成小学校4年生が地域学習で訪れた。小川椋平君(10)は「占いが当たるのかなと思って不思議な感じがした。刺し身で食べるのが好きなタイの結果が上でよかった」と話した。