和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年12月06日(日)

手紙の良さ知って 企業が小中学生にはがき贈る、田辺市

はがきを贈呈した企業と佐武正章教育長(後列右から2人目)=和歌山県田辺市高雄1丁目で
はがきを贈呈した企業と佐武正章教育長(後列右から2人目)=和歌山県田辺市高雄1丁目で
 子どもたちに手紙の良さを体験してもらおうと、和歌山県の田辺郵便局と田辺市内の5企業(団体)は25日、市内の小中学生計2218人分のはがきを田辺市教育委員会に贈呈した。

 携帯電話やメール、会員制交流サイト(SNS)の普及などで手紙を書く機会が減っている。2019年の全国学力テストの中学3年の国語で、封筒の書き方を試す問題があったが、正答率は57・4%にとどまった。

 はがきの贈呈は、田辺郵便局と市教委、田辺署が企画。田辺商工会議所、紀州紅梅園、不動農園、タナベスポーツプラザ、龍神自動車がはがきに協賛広告を掲載し、はがき代や印刷費を賄っている。

 はがきは小学1~3年生と中学1年生に配布する。コロナ禍の中、お世話になった親族や友達、医療従事者、夏休みに会えなかった祖父母などに感謝の気持ちを伝えてもらいたいという。

 市教育長室で贈呈式があり、はがきを受け取った佐武正章教育長は「相手を思いながら書いてほしい。受け取った相手もきっと喜んでくれるはず。手紙が好きになるきっかけになればいい」と話した。