和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年01月16日(土)

白浜でワーケーションを JR西が運賃割り引きの実証実験

ワーケーションでも利用できる客室の一つ。窓の向こうには海が広がる=和歌山県白浜町の「ゲストリビングMu」で
ワーケーションでも利用できる客室の一つ。窓の向こうには海が広がる=和歌山県白浜町の「ゲストリビングMu」で
 JR西日本は、ホテルや住宅に定額で滞在できる民間企業のサービス利用者を対象に、大阪と各地を結ぶ特急電車や新幹線の運賃を割り引く実証実験を始めた。新型コロナウイルスの影響で注目が集まるテレワークやワーケーションの需要を探る狙いがある。対象には和歌山県白浜町など紀南の宿泊施設もあり、県は歓迎している。

 紀南の施設で対象になっているのは、ベンチャー企業「カブクスタイル」(長崎県)が提供するサービス。実証実験でJR西は、利用者に「白浜2往復プラン」を用意。通常の半額ほどに当たる1万円で大阪市―白浜間を月2回、特急「くろしお」自由席で往復できるようにした(滞在施設の利用料は別途必要)。

 県内で対象になるのは5施設。紀南では「ゲストリビングMu」(白浜町)や「Why Kumano」(那智勝浦町)などがある。

 県では、全国に先駆けてワーケーションの誘致に取り組んでいる。昨年度までの3年間で900人以上が訪れたが、首都圏からが多かった。

 情報政策課では「関西圏からのワーケーション誘致に力を入れていこうと考えていたところだったので、その取り組み(実証実験)で移動にかかるコストが下がって利用しやすくなるのは非常にありがたい」と話している。

 JR西は実証実験で、カブクスタイルのほか東京都内の企業とも提携。岡山県や広島県にある対象施設の利用者向けにも、大阪とを行き来する新幹線・在来線の運賃割引プランを用意している。

 実証実験は11月末まで。JR西が参加を募ったところ、想定を上回る応募があった。JR西は、利用状況を見て商品化を検討するとしている。