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2024年04月26日(金)

県立医大紀北分院でクラスター 9日、和歌山県発表

和歌山県庁
和歌山県庁
 和歌山県は9日、県内で新たに12人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。うち、8人は県立医科大学付属病院紀北分院(かつらぎ町)の20~50代の看護師男女で、県内16件目のクラスター(感染者集団)に認定。院内感染の可能性があるとして調査している。

 看護師は岩出保健所管内在住が6人、橋本保健所管内在住が2人。ほかに医師や看護師ら職員全員151人、入院患者全員15人、退院者全員7人程度を検査している。9日から外来診療や新規入院、リハビリなどを停止する。同病院は11月にも職員4人の感染が分かり業務の一部を停止。30日に再開したばかりだった。

 また、別の医療法人の役員を務める和歌山市在住の90代女性と、同市在住の70代無職女性は重症。同市在住の30代会社員女性、海南保健所管内在住の10代男子高校生は病状が安定している。