和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月19日(金)

ひな祭りにちなんだ展示

ひな祭りにちなんだ華やかな水槽(和歌山県串本町有田で)
ひな祭りにちなんだ華やかな水槽(和歌山県串本町有田で)
 3月3日の桃の節句を前に、和歌山県串本町有田の串本海中公園センター水族館は「串本海中ひな祭り」と題し、ひな祭りにちなんだ生き物を展示している。3月9日まで。

 水槽は名前に「ヒメ」や「トノサマ」と付く生き物を中心に展示。ヒレのトゲに毒がある「シマヒメヤマノカミ」▽下顎に2本のひげを持つ「ホウライヒメジ」▽紅白色の「オトヒメエビ」▽砂のような体の色をした「ヒメハゼ」▽黄色い体色と大きな黒い斑点が特徴の「トノサマダイ」▽桃の花のような淡いピンク色の「クロホシイシモチ」―の6種計約30匹を飼育している。

 水槽には飼育員が手作りしたひな壇や金びょうぶ、ぼんぼりなどひな飾りを入れ、雰囲気をつくり出している。

 飼育員の大西遼さんは「これまではバレンタインに合わせた展示をしていて、ひな祭りをテーマにしたの初めて。装飾を含めて華やかになっているのでひな祭りを楽しんでもらえたら。『ヒメ』や『トノサマ』といった名前にも注目してみてほしい」と話している。