働く喜び、厳しさ実感 地元企業で就業体験、南部高1年生、和歌山
和歌山県みなべ町芝、南部高校普通科の1年生33人は、町内や周辺地域の事業所19カ所でインターンシップ(就業体験)をした。事業所で2日間、大人に交ざって実際に仕事し、働くことの喜びや厳しさを学んだ。
同校普通科では2023年度から、企業での実習と座学とを組み合わせた「南高版デュアルシステム」を、2年生の選択授業に取り入れている。その前段階として、1年生を対象にインターンシップをしている。ふるさとに目を向け、将来の地域社会の担い手としての自覚を引き出すこと、自身の進路目標の設定や実現に向けての意識を高める機会にすることなどが狙い。
実習先は、保育や医療施設、飲食店、ホテル、梅加工会社、新聞社、美容室などさまざまあり、生徒の希望で決めた。実習に向け、働くに当たっての心得を外部講師から聞いたり、グループで話し合ったりするなどして、事前に学習した。
白浜町の白浜はまゆう病院リハビリテーションセンターでは、下村大輔さんが車椅子を押したり、リハビリの器具を使ったり、付き添いの教員相手に血圧測定をしたりした。下村さんは「実際に仕事の内容を体験させてもらえて、理学療法士の仕事をより深く知ることができた」と話した。
田辺市秋津町の紀伊民報では、尾花誠矢さんと加賀登一香さんが報道部や販売部で、取材や記事の執筆、チラシの折り込み作業などに励んだ。
尾花さんは「新聞の作り方や、どんな人が携わっているのかが気になって選んだ。写真を撮るときは後ろ姿よりも表情を撮ることを教えてもらい、取材の仕方などもたくさん勉強になった」、加賀登さんは「家族からの勧めで参加した。大きな輪転機で新聞が印刷されているのが印象的だったのと、毎日違う内容の新聞をいろんな人が協力して作り合っているのがすごいと思った」と話した。
御坊市塩屋町の塩屋幼稚園では、小竹舷貴さんが子どもたちと園庭で水遊びをしたり、職員のサポートをしたりした。小竹さんは「子どもが好きなので、実習先に幼稚園を選んだ。最初は緊張したけれど、子どもたちと仲良く遊べて、楽しかった」と充実した様子を振り返った。
同校普通科では2023年度から、企業での実習と座学とを組み合わせた「南高版デュアルシステム」を、2年生の選択授業に取り入れている。その前段階として、1年生を対象にインターンシップをしている。ふるさとに目を向け、将来の地域社会の担い手としての自覚を引き出すこと、自身の進路目標の設定や実現に向けての意識を高める機会にすることなどが狙い。
実習先は、保育や医療施設、飲食店、ホテル、梅加工会社、新聞社、美容室などさまざまあり、生徒の希望で決めた。実習に向け、働くに当たっての心得を外部講師から聞いたり、グループで話し合ったりするなどして、事前に学習した。
白浜町の白浜はまゆう病院リハビリテーションセンターでは、下村大輔さんが車椅子を押したり、リハビリの器具を使ったり、付き添いの教員相手に血圧測定をしたりした。下村さんは「実際に仕事の内容を体験させてもらえて、理学療法士の仕事をより深く知ることができた」と話した。
田辺市秋津町の紀伊民報では、尾花誠矢さんと加賀登一香さんが報道部や販売部で、取材や記事の執筆、チラシの折り込み作業などに励んだ。
尾花さんは「新聞の作り方や、どんな人が携わっているのかが気になって選んだ。写真を撮るときは後ろ姿よりも表情を撮ることを教えてもらい、取材の仕方などもたくさん勉強になった」、加賀登さんは「家族からの勧めで参加した。大きな輪転機で新聞が印刷されているのが印象的だったのと、毎日違う内容の新聞をいろんな人が協力して作り合っているのがすごいと思った」と話した。
御坊市塩屋町の塩屋幼稚園では、小竹舷貴さんが子どもたちと園庭で水遊びをしたり、職員のサポートをしたりした。小竹さんは「子どもが好きなので、実習先に幼稚園を選んだ。最初は緊張したけれど、子どもたちと仲良く遊べて、楽しかった」と充実した様子を振り返った。
