37万人に避難指示 和歌山県内で最大50㌢、津波警報
ロシア・カムチャツカ半島付近で30日、マグニチュード(M)8・7の地震が発生した影響で、和歌山県内でも津波警報が発表され、19市町が計37万3650人を対象に避難指示を出した。最大で50センチの津波を観測したが、被害はなかった。
気象庁が同日午前9時40分、北海道から和歌山県までの太平洋沿岸で、最大3メートルが予想されるとし、津波警報を発表。県は同時刻に災害対策本部を設置し、約1600人体制で情報を収集したり県民に安全確保を呼びかけたりした。また、約200カ所の水門やひ門などを閉鎖し、排水ポンプ車4台を準備した。
県内では19市町に265カ所の避難所が設置され、田辺市では午後2時時点で24カ所の避難所に計1457人が避難するなど、多くの人が避難した。県沿岸は午後6時半に津波注意報に切り替わり、順次避難指示が解除された。県は8時に災害対策本部を廃止した。気象庁は31日午前、和歌山県に出していた津波注意報を解除した。
31日早朝までに県内で観測された最大波は、串本町袋港で50センチ(30日午後8時54分)、白浜町堅田(4時30分)と御坊市祓井戸(6時7分)で40センチ、那智勝浦町浦神(10時20分)と和歌山市和歌山港(6時36分)で30センチだった。
宮﨑泉知事は東京出張のため、30日の午前中は不在だったが、随時報告を受け対応を指示、その後県庁に戻った。宮﨑知事は同日の記者会見で「今回は海外の遠い所で起きた地震による津波警報だが、南海トラフ地震では地震による被害も想定される。地震と津波への備えを再確認してほしい」と呼びかけた。
◇
JR西日本は30日、津波警報が解除された後、安全の確認が完了した紀勢線の区間から順次運転を再開した。
白浜町は31日、遊泳禁止にしていた白良浜など町内4カ所の海水浴場を再開した。田辺市の扇ケ浜海水浴場、串本町の橋杭海水浴場なども再開した。
気象庁が同日午前9時40分、北海道から和歌山県までの太平洋沿岸で、最大3メートルが予想されるとし、津波警報を発表。県は同時刻に災害対策本部を設置し、約1600人体制で情報を収集したり県民に安全確保を呼びかけたりした。また、約200カ所の水門やひ門などを閉鎖し、排水ポンプ車4台を準備した。
県内では19市町に265カ所の避難所が設置され、田辺市では午後2時時点で24カ所の避難所に計1457人が避難するなど、多くの人が避難した。県沿岸は午後6時半に津波注意報に切り替わり、順次避難指示が解除された。県は8時に災害対策本部を廃止した。気象庁は31日午前、和歌山県に出していた津波注意報を解除した。
31日早朝までに県内で観測された最大波は、串本町袋港で50センチ(30日午後8時54分)、白浜町堅田(4時30分)と御坊市祓井戸(6時7分)で40センチ、那智勝浦町浦神(10時20分)と和歌山市和歌山港(6時36分)で30センチだった。
宮﨑泉知事は東京出張のため、30日の午前中は不在だったが、随時報告を受け対応を指示、その後県庁に戻った。宮﨑知事は同日の記者会見で「今回は海外の遠い所で起きた地震による津波警報だが、南海トラフ地震では地震による被害も想定される。地震と津波への備えを再確認してほしい」と呼びかけた。
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JR西日本は30日、津波警報が解除された後、安全の確認が完了した紀勢線の区間から順次運転を再開した。
白浜町は31日、遊泳禁止にしていた白良浜など町内4カ所の海水浴場を再開した。田辺市の扇ケ浜海水浴場、串本町の橋杭海水浴場なども再開した。
