大学生のいるまちへ 「域学連携」を推進、和歌山県田辺市
和歌山県田辺市は本年度から、大学生や大学教員らと一緒に地域課題の解決を目指す「域学連携」の推進に取り組む。豊かな自然や文化、歴史などを生かしたフィールドワークのプランを作成し、大学側にPR。学びの場として地域で活動してもらうことで、「大学生のいるまち」をつくりたいという。
市には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」や世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」など、学びに生かせる素材がさまざまある。一方で大学がなく、多くの若者が高校卒業と同時にまちを出て行ってしまう現状がある。
そのため市はこれまで、都市部などの大学生を地域に呼び込むことで交流人口の増加を図ろうと、大学との連携事業を実施。八つの大学と協定を結び、フィールドワークの受け入れなどに取り組んできた。
域学連携推進事業では、こうした取り組みをさらに加速させる。事業者に委託し、大学が求めるフィールドワークのニーズを調査。「農業×大学」「防災×大学」など、市の特色を生かしたさまざまな切り口でのプランを作成し、大学生の誘致につなげたいという。
市企画広報課の担当者は「受け身ではなく攻めの姿勢で、学びの場としての可能性を大学側にアピールしていきたい。地域が学生を育み、学生が地域に活力をもたらす好循環を生み出すとともに、地域課題の解決につなげていきたい」と話している。
市には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」や世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」など、学びに生かせる素材がさまざまある。一方で大学がなく、多くの若者が高校卒業と同時にまちを出て行ってしまう現状がある。
そのため市はこれまで、都市部などの大学生を地域に呼び込むことで交流人口の増加を図ろうと、大学との連携事業を実施。八つの大学と協定を結び、フィールドワークの受け入れなどに取り組んできた。
域学連携推進事業では、こうした取り組みをさらに加速させる。事業者に委託し、大学が求めるフィールドワークのニーズを調査。「農業×大学」「防災×大学」など、市の特色を生かしたさまざまな切り口でのプランを作成し、大学生の誘致につなげたいという。
市企画広報課の担当者は「受け身ではなく攻めの姿勢で、学びの場としての可能性を大学側にアピールしていきたい。地域が学生を育み、学生が地域に活力をもたらす好循環を生み出すとともに、地域課題の解決につなげていきたい」と話している。
