串本に高級ホテル計画 27年開業目指す、東京の企業、和歌山
飲食店や宿泊施設、商業施設の運営、不動産開発などを手がける「ソルト・コンソーシアム」(東京都港区)が和歌山県串本町内に、富裕層向けの高級ホテル建設を計画している。井上盛夫社長は「素晴らしい景色を見て決めた」と話し、2027年の開業を目指している。
同社は、国会議事堂内の食堂を含め、国内外に飲食店や宿泊施設など約70施設を運営。県内に施設はないが、井上社長の父が紀美野町出身という縁がある。今回のホテル計画は、井上社長が久しぶりに紀南を訪れた際、美しい海岸線の景色に感動したのがきっかけという。
同社によると、土地は取得済みで、設計に着手する段階。総工費は約40億円で、客室は20~30室の見込み。「滞在型」のホテルとして地元と連携し、宿泊者らに地域内で楽しんでもらえるプランを考えていく。
県と同社は、今後ホテルの進出協定を結ぶ予定で、内容の詳細についてはその際に明らかにするとしている。
それに向けた前段階として、県と同社は18日、県庁で包括連携協定を結んだ。
協定内容は、持続可能な観光地域づくりや交流人口拡大、旅行者の誘客、料理人や観光人材の育成、同社グループ施設内での県産品活用などで同社が県に協力する。具体的な活動として、飲食施設での県産食材を使った和歌山フェア開催や、和歌山の歴史を紹介する機会を設けることなどを挙げている。
宮﨑泉知事は「トレンドの発信を進める素晴らしい会社と連携できてうれしい。県産品を活用するなど、地域に根差した活動を続けていただきたい」と期待。井上社長は「日本には世界がうらやむような素材がいっぱいあるが、その宝庫が実は和歌山だったと感じた」と話した。
同社は、国会議事堂内の食堂を含め、国内外に飲食店や宿泊施設など約70施設を運営。県内に施設はないが、井上社長の父が紀美野町出身という縁がある。今回のホテル計画は、井上社長が久しぶりに紀南を訪れた際、美しい海岸線の景色に感動したのがきっかけという。
同社によると、土地は取得済みで、設計に着手する段階。総工費は約40億円で、客室は20~30室の見込み。「滞在型」のホテルとして地元と連携し、宿泊者らに地域内で楽しんでもらえるプランを考えていく。
県と同社は、今後ホテルの進出協定を結ぶ予定で、内容の詳細についてはその際に明らかにするとしている。
それに向けた前段階として、県と同社は18日、県庁で包括連携協定を結んだ。
協定内容は、持続可能な観光地域づくりや交流人口拡大、旅行者の誘客、料理人や観光人材の育成、同社グループ施設内での県産品活用などで同社が県に協力する。具体的な活動として、飲食施設での県産食材を使った和歌山フェア開催や、和歌山の歴史を紹介する機会を設けることなどを挙げている。
宮﨑泉知事は「トレンドの発信を進める素晴らしい会社と連携できてうれしい。県産品を活用するなど、地域に根差した活動を続けていただきたい」と期待。井上社長は「日本には世界がうらやむような素材がいっぱいあるが、その宝庫が実は和歌山だったと感じた」と話した。
