敬老会、取りやめへ 参加者少なく、来年度以降、和歌山県白浜町
和歌山県白浜町は毎年9月に開催している「敬老会」を来年度以降、取りやめる方針だ。協力団体の高齢化や参加人数が少ないことが主な理由。町担当者によると、老人クラブなど関係団体に説明したところ、特に反対意見はなかったという。
地域住民が踊りや歌などを披露して75歳以上の高齢者を楽しませる敬老会は、高齢者福祉の意識高揚などを目的に「敬老の日」「老人週間」が設けられている9月に白浜会館で開いてきた。もともとは町内各地区で別々に開いていたが、旧白浜町時代の1975年ごろから、1会場でまとめて開催するようになった。
参加対象となる75歳以上の高齢者は近年、4千人を超えており、その割合は今後も増加する見込み。一方、参加者は、対象者の1割程度にとどまっている。
また、長年、協力団体として敬老会を支えてきた町婦人団体連絡協議会の会員が高齢化し、活動が困難になってきているという。
町は5月、町社会福祉協議会などの関係団体代表者らに状況を説明し、意見交換したところ、取りやめについてはおおむね「やむを得ない」との意見だった。6月以降、老人クラブ連合会など関係団体の会合で説明した。
昨年度の敬老会は、9月26日に開催し、対象者4646人のうち619人が参加した。事業費は344万円。
本年度の敬老会は9月24日午後1時半から、白浜会館で開催する。参加対象者は7月末現在4673人。
近隣市町では、みなべ町が本年度から「敬老福祉大会」を取りやめることにした。
田辺市でも本年度、敬老事業を大幅に見直す。「敬老祝い金」の支給対象を88歳のみ(1万円)に減らすほか、敬老行事の運用を厳格化して支出を抑える。
地域住民が踊りや歌などを披露して75歳以上の高齢者を楽しませる敬老会は、高齢者福祉の意識高揚などを目的に「敬老の日」「老人週間」が設けられている9月に白浜会館で開いてきた。もともとは町内各地区で別々に開いていたが、旧白浜町時代の1975年ごろから、1会場でまとめて開催するようになった。
参加対象となる75歳以上の高齢者は近年、4千人を超えており、その割合は今後も増加する見込み。一方、参加者は、対象者の1割程度にとどまっている。
また、長年、協力団体として敬老会を支えてきた町婦人団体連絡協議会の会員が高齢化し、活動が困難になってきているという。
町は5月、町社会福祉協議会などの関係団体代表者らに状況を説明し、意見交換したところ、取りやめについてはおおむね「やむを得ない」との意見だった。6月以降、老人クラブ連合会など関係団体の会合で説明した。
昨年度の敬老会は、9月26日に開催し、対象者4646人のうち619人が参加した。事業費は344万円。
本年度の敬老会は9月24日午後1時半から、白浜会館で開催する。参加対象者は7月末現在4673人。
近隣市町では、みなべ町が本年度から「敬老福祉大会」を取りやめることにした。
田辺市でも本年度、敬老事業を大幅に見直す。「敬老祝い金」の支給対象を88歳のみ(1万円)に減らすほか、敬老行事の運用を厳格化して支出を抑える。
