和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月19日(金)

しめ縄新しく 23日の秋祭り前に、和歌山県上富田町の日吉神社

鳥居のしめ縄を掛け替える神社総代(和歌山県上富田町生馬で)
鳥居のしめ縄を掛け替える神社総代(和歌山県上富田町生馬で)
 和歌山県上富田町生馬の日吉神社(栗栖俊典宮司)で16日、しめ縄の掛け替えがあった。23日の秋祭りを前に、総代らがしめ縄を新調し、鳥居と拝殿に飾った。

 総代ら10人が境内で、わらを使って2種類のしめ縄を作った。わらは地元の人からもらい、竹を軸にして力を込めてより合わせ、紙垂(しで)を付けた。1本(長さ約2・5メートル、直径約20センチ)は鳥居へ、少し短いしめ縄は拝殿に飾った。その後、奉納奉告祭を営んだ。

 日吉神社は849年に大津市の日吉大社から勧請されたと伝わる。神職は世襲で務め、栗栖宮司は54代目。「祭り本番に向けて準備が整った。多くの人に参拝してもらいたい」と話した。

 23日は昼前に本郷、生馬口、中根の各地区から獅子舞などがお渡りをし、正午ごろから神社で神事を営む。同時に巫女(みこ)による湯立て神事、獅子舞の奉納をする。


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