和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月18日(木)

手術体験や健康相談/けんこうフェスタ

医師の助言を受けながら手術器具を操作する参加者(田辺市たきない町で)
医師の助言を受けながら手術器具を操作する参加者(田辺市たきない町で)
 南和歌山医療センター(田辺市たきない町)は14日、田辺市新庄町のビッグ・ユーで、「けんこうフェスタ」を開いた。健康相談や健康状態の測定、講演会があり、多くの来場者でにぎわった。

 地域住民に医療の仕事について興味を持ってもらうとともに、病院をより身近に感じてもらうことを目的に、毎年開催している。

 会場には病気や治療後の不安に応じる「よろず医療相談」をはじめ、血管年齢や骨密度の測定、一次救急(BLS)講習、はまゆう保育所の園児の作品展示など多彩なコーナーが並んだ。子ども向けの白衣の着用体験や薬の分包体験もあり、親子連れの姿も多く見られた。

 腹部に内視鏡(カメラ)と細い手術器具を挿入して行う「腹腔(ふくくう)鏡手術」を体験できるブースでは、参加者が外科医の指導を受けながら器具を操作。モニターを見ながら縫合したり、折り紙を畳んだりした。

 医療ドラマの手術シーンに憧れて体験に来た上富田町生馬小学校1年の福田瑛仁志君(7)は「外科医の先生の説明がとても分かりやすかった。人差し指と中指を使う操作が難しかった」と話した。