和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月27日(土)

ヨガで気持ち明るく 龍神村商工会が初の体験教室

ヨガを体験する女性塾のメンバー(9日、和歌山県田辺市龍神村安井で)
ヨガを体験する女性塾のメンバー(9日、和歌山県田辺市龍神村安井で)
 和歌山県田辺市の龍神村商工会女性部(久保百美部長、20人)のメンバーでつくる「女性塾」は9日、初めての「ヨガ体験教室」を同市龍神村安井の龍神市民センターで開いた。コロナ禍で気分も落ち込みがちな中、まずは自らの気持ちを明るくしていこうと企画。今後も、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、さまざまなイベントを企画して地域を盛り上げていきたいという。

 女性部は、商工会に所属する会員事業所の女性で構成。少子高齢化が進む地域をもっと盛り上げていきたいと活動する中で、自分たちも楽しみ、共に学び合い、より地域の事を知って自分たちを高めていこうと、2年前に女性塾を結成した。

 最初の活動として着付け教室を計画したが、台風で中止。その後も新型コロナウイルスの影響で教室を開くことができず、活動自体も休止状態が続いていた。

 そんな中、若手メンバーの中からヨガを体験したいという声が出た。新型コロナは収束していないものの、感染症対策をすれば開催できるのではと、部員限定の少人数にして「密」を避け、手指の消毒や検温、マスクの着用などを徹底して、市民センターの和室で開くことを決めた。

 活動再開の初日となったこの日は、女性塾のメンバー6人が参加。講師は、インド政府公認のヨガインストラクターの資格を持ち、龍神村の地域おこし協力隊として活動している手塚聖香さんが務め、幅広い年齢層が体験できる初心者向けのヨガを指導した。

 1人ずつ間隔を空けて柔らかいマットの上に座り、手足を動かして関節をほぐした後、手塚さんの指導を受けながら「ネコ」「勇者」「女神」などのポーズを取ったり、腹式呼吸の仕方を習ったりした。メンバーからは「体が温まった」「リラックスして眠くなってきた」などの声が聞かれ好評だった。

 久保部長は「以前に計画した着付け教室は開くことができず残念だったが、若い部員からの発案を取り入れて、ヨガを体験できてよかった。コロナ禍は続いているが、様子を見ながら、無理をしない範囲で少人数で楽しめる企画を考えていきたい。龍神村を女性パワーで盛り上げていくことができれば」と話している。

 女性塾では今後、ソープフラワーボックス作りの講習会を予定している。