和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月26日(金)

コロナ禍からの回復願う 世界遺産の闘雞神社で十日えびす

鈴を鳴らして、参拝者に福を分ける福娘(10日、和歌山県田辺市東陽の闘雞神社で)
鈴を鳴らして、参拝者に福を分ける福娘(10日、和歌山県田辺市東陽の闘雞神社で)
 商売繁盛や家内安全を願う「十日えびす」の「本えびす」となった10日、福笹を求める参拝者が各地の神社を訪れ、コロナ禍からの経済回復などを願った。11日は「残り福」。

 和歌山県田辺市東陽の世界遺産、闘雞神社では、敬神婦人会や崇敬会の人たちが作った福笹を用意。価格は2千円から5万円までで、福笹を買った参拝者には、福娘が鈴を鳴らして福を分けた。同市稲成町の自営業男性(33)は「コロナ禍が収まって商売が元通り回復することを願う。また、今年一年家族が健康でありますように」と話した。

 同神社では、福笹の授与に当たって順路を設けるなど新型コロナウイルスの感染防止対策を実施した。