和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月19日(日)

絵画展「真夜中もごきげんに」

作品展のタイトルにもなった「真夜中もごきげんに」を紹介する田辺和美さん(和歌山県田辺市中屋敷町で)
作品展のタイトルにもなった「真夜中もごきげんに」を紹介する田辺和美さん(和歌山県田辺市中屋敷町で)
 和歌山県田辺市中屋敷町の古民家を活用した複合施設「SOUZOU(ソウゾウ)」内ブレックファーストギャラリーで、御坊市在住の画家、田辺和美さん(39)の個展「真夜中もごきげんに」が開催されている。日々の暮らしで感じた気持ちを表現した抽象画約60点を展示している。17日まで。

 田辺さんは専門学校で絵画とデザインを学び、さまざまな作品を描いてきたが、次第に気持ちをそのまま表現する抽象画が中心になった。アクリル絵の具で透明感ある作品を描く。子育て中で、筆を執るのは真夜中になるが「絵がより楽しめるようになった。ご機嫌で描いている」という。

 田辺さんは「自然の中で暮らしているからか、虫や草花を描くことが多い。優しいイメージの作品だけではない。その時々の気持ちをダイレクトに表現している。それぞれの感じ方で楽しんでもらえればうれしい」と来場を呼びかけている。

 鑑賞は午前11時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。作品をデザインしたオリジナル雑貨の販売もある。日曜は田辺さんが在廊する。

 問い合わせはソウゾウ(090・5491・9796)へ。