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2025年12月19日(金)

中垣内氏が盛り上げ 国際マスターズ関西、元バレー日本代表を委嘱、和歌山

宮﨑泉知事(右)からアンバサダーの委嘱を受ける中垣内祐一さん=18日、和歌山県庁で
宮﨑泉知事(右)からアンバサダーの委嘱を受ける中垣内祐一さん=18日、和歌山県庁で
 2027年5月14~30日に日本で初開催される生涯スポーツ大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2027関西」を2年後に控え、和歌山県実行委員会は18日、バレーボール男子日本代表の選手や監督として五輪で活躍した中垣内祐一さん(57)を、同大会の「アンバサダー」に委嘱した。

 県実行委は県や県内の開催市町、関係競技団体の代表らで構成。中垣内さんは、和歌山県をホームタウンの一つとするプロ男子バレーチーム「日本製鉄堺ブレイザーズ」で選手や監督として活躍し、現在はエグゼクティブアドバイザーを務めている縁から、県実行委が就任を打診した。同チームで、かつて中垣内さんと一緒にプレーした県職員がいるといった関わりもある。

 中垣内さんにはアンバサダーとして、県内イベントに出演し、WMGへの参加を広く呼びかけてもらったり、機運を盛り上げてもらったりする。WMGのバレー競技にも出場してもらう予定。

 委嘱状交付式は県庁であった。県実行委会長の宮﨑泉知事は「長年、第一線で活躍されてきた中垣内さんの知名度を生かし、参加者獲得や機運醸成に貢献していただきたい」と要望。中垣内さんは「微力だが、思い入れの深い和歌山の役に立てるのはこの上ない喜び。バレーボールで培った人脈や経験で貢献したい」と話した。

 WMGは世界最大級の生涯スポーツ大会で、おおむね30歳以上であれば誰でも参加できる。会場は近畿地方と福井、鳥取、徳島県の9府県4政令市で開催。当初は21年に予定されていたが、コロナ禍の影響で2度延期された。

 公式競技は35競技(59種目)で、このうち、県内ではバレーボール(和歌山市、5月15~18日と20~23日)▽駅伝(田辺市、5月23日)▽ハーフマラソン(上富田町、5月15日)など5競技(7種目)がある。エントリー受け付けは来春開始予定。


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