和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月16日(木)

町内のトップ切り体育祭 みなべの高城中

「玉入れさせない」という種目に取り組む生徒(和歌山県みなべ町滝で)
「玉入れさせない」という種目に取り組む生徒(和歌山県みなべ町滝で)
 和歌山県みなべ町内3中学校のトップを切って5日、高城中学校の体育祭があった。当初は6日に開く予定だったが、台風10号の影響を考慮して1日早めた。

 今年の体育祭は、熱中症対策と新型コロナウイルス感染予防に重点を置き、種目数を減らして時間も午前中のみに短縮。来賓者数も絞った。アルコール消毒液を運動場入り口に置き、密集することのない種目のみとした。

 瀬戸敬二校長によると、新型コロナの影響で学校行事が中止や延期になる中、生徒の体と心の成長につながる体育祭は実施すべきだと教職員で話し合い、開催を決めたという。

 開会式では、全校生徒43人が縦割りで編成した青と赤の2組に分かれて入場行進。瀬戸校長は「暑い中で取り組んできた練習の成果を大いに発揮して、素晴らしい体育祭にしてください」とあいさつした。

 選手宣誓は、体育祭実行委員会の新田そら委員長(3年)がスローガンの「輝け僕らのパワフル・スマイル」を読み上げ、一人一人がパワフルな体育祭にしようと呼び掛けた。

 生徒は準備運動をした後、プログラム最初の組対抗「玉入れさせない」という種目に挑戦。投げた玉を入れる籠に、長い柄のついた「手形」の防壁板をかざして、玉を入れさせないルールで競った。リレーや障害物競走もあり、見物の保護者らが声援を送った。